世界では数多くの越僑が様々な分野で活躍している。今日はこの中から、今最も注目を集めている5人のベトナム系トップを紹介する。
(C) DVT バンク・オブ・アメリカのグエン・トン氏(写真中央) |
◇トン・グエン氏、バンク・オブ・アメリカの経営戦略室長
ベトナム系アメリカ人のグエン・トン氏は昨年11月、米国最大の銀行バンク・オブ・アメリカの経営戦略室長に抜擢された。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、同行のブライアン・モイニハンCEOが取締役会で、この人事を明らかにした。トン氏の起用は、前任者であるマイク・リヨン氏の突然の辞任を受けたもの。
同ポストに就任したことで、トン氏はCEOと直接やりとりすることとなった。トン氏は、ゼネラル・エレクトリック社(GE)、マッキンゼー・&・カンパニー、IBM、U.S.Trustなどで広報、常務等を経験した後、2004年にバンク・オブ・アメリカに入社。ブライアンCEOとは資産運用課時代に共に働いたことがある。
◇ジャック・チュオン氏、北米エレクトラックス・メジャー・アプライアンス社長
ジャック・チュオン氏は、2011年8月よりスウェーデンの家電大手エレクトロラックスの副社長とグループ企業エレクトロラックス・メジャー・アプライアンスのCEOを兼任している。エレクトロラックスのマクローリンCEOは人事発表の席で、ジャック氏の功績を高く評価し、同社が掲げる長期的戦略を実現する上で最重要人物の1人であるとコメントしている。