米国海軍の航空母艦ジョージ・ワシントンでは現在、約20人の越僑(在外ベトナム人)整備士が所属しており、機体から電気系統にいたるまでの整備を担当している。太平洋上に向けて出港した空母ジョージ・ワシントンに搭乗する越僑の米国海軍隊員らから、空母での生活について話を聞いた。彼らはベトナムにルーツを持つとはいえ、ベトナム語はほんの少ししか話せないが、仲間内でベトナム語を話すのは楽しいと語った。
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整備士のチャンさんによると、所属する第7部隊には5500人の隊員が所属しており、様々な役割を担当しているという。その中で越僑は20人、機体や電気系統の整備などに従事していて、女性も2人いる。隊員は担当業務によってシフトで勤務しているため、それぞれが会う機会は少ない。
「たまに食堂で他のベトナム人隊員と一緒になることがありますが、そんな時はとても嬉しいですね」とチャンさんは語った。カリフォルニア州で生まれ育ったティエットさんは、軍需セクションで2年間働いている。彼によると、空母での仕事は単調で、陸や家族が恋しくなることもあるが、その代わりに世界中の色々なところへ行ける。