- 持続可能な開発目標の実現に貢献
- 文化遺産の保存や復興の研究に注力
- 世界自然遺産地域の在来動植物の調査など
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の非営利大学「ビン・ユニ(VinUni)」は7日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)から、同機関が支援する環境リーダー、文化遺産、生物多様性に関する研究・教育センターモデルの「ユネスコチェア(UNESCO Chair)」に選定された。国内の機関がユネスコチェアに選定されたのは初めて。
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ユネスコチェアは、ユネスコが1992年に開始したユニツイン/ユネスコチェア・プログラム(UNITWIN/UNESCO Chairs Programme)の一環で、世界中の大学と研究機関の協力促進や世界の知的交流の強化、教育・科学・文化・情報・コミュニケーションに関する持続可能な開発目標の実現に貢献することを目的としている。
ビン・ユニは2024~2028年の期間中、ユネスコに登録された無形文化遺産を含む文化遺産の保存や復興の研究に注力する。また、ベトナムの生物多様性、特にフォンニャ・ケバン国立公園などの世界自然遺産地域の在来動植物の調査とリスト化に最優先で取り組む。
ビン・ユニは、研究と教育、コミュニティとの連携を統合する方法を採用する。少数民族のコミュニティと緊密に連携して地元の知識を活用するとともに、管理や保存活動では積極的にリーダーシップを取る方針だ。