保健省によると、国内における新型コロナウイルスワクチンの接種回数は2億1100万回以上となっているが、このうち760万回分以上については国家ワクチン接種管理システムに個人情報が登録されていない。
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これは、保健省傘下の情報通信局のグエン・バー・フン局長が26日に開催された新型コロナウイルス対策に関する会合で明らかにしたもの。
これまでに1億8100万回分の接種(7340万人に相当)について登録情報を確認済みだが、このうち4350万回分の接種(1900万人に相当)は、個人識別番号(マイナンバー)や氏名、その他の情報などの誤った個人情報が含まれていることが確認された。
当局はデータ不備のあるケースについてデータを完全化するための作業を進めているが、330万回以上(180万人以上に相当)は登録情報を確認できておらず、さらに760万回分については個人情報がないためシステムに登録されていない状況だ。
国家ワクチン接種管理システムのデータベースの完全化は国民に対するワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の発行だけでなく、スマート病院や電子カルテなど国民の長期的な健康管理を目指す医療分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)事業の成果にも影響するため、グエン・タイン・ロン保健相は接種会場をはじめとする関連機関・組織に対し、6月1日までに個人情報の確認・データベースへの反映を完了するよう促した。
ワクチンパスポートの発行は当局によって行われる。国民はシステム上の個人情報を確認するだけでよく、それ以外の手続きを行う必要はない。データに誤りがある、またはデータが反映されていない場合は、システム上でフィードバックを送信できる。
なお、これまでにワクチンパスポートの交付を受けた人数は50万人以上となっている。