保健省傘下の情報技術局によると、4月15日に電子ワクチン接種証明書(電子ワクチンパスポート)の発行を開始してから1か月が経過した5月15日までに、約1430万人にワクチンパスポートを発行したという。
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電子ワクチンパスポートは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策アプリ「PC-Covid」にアクセスすることで表示できる。
電子ワクチンパスポートは、接種施設がワクチン接種を受けた人に関する情報をシステムに登録し、居住者に関する国家データベースと照会して情報が正しいことが確認されれば、追加の手続きなしで自動的に発行される。万が一、発行された電子ワクチンパスポートの情報に不備があれば、新型コロナウイルスワクチン接種ポータルサイト<https://tiemchungcovid19.gov.vn>からフィードバックを送信する。その後、当局が48時間以内に不備を修正する。
なお、欧州委員会(EC)は10日、ベトナムが発行するワクチンパスポートが「欧州連合(EU)デジタルCOVID証明書(EU Digital Covid Certificate=EUDCC)」と同等であることを承認し、同決定は11日付けで発効した。これにより、EU加盟27か国およびEUDCCに接続する39か国・地域でもベトナムのワクチンパスポートの認証を受けることが可能となった。このほか、日本を含む複数の国・地域との間でもワクチンパスポートの相互承認で合意しており、ベトナムのワクチンパスポートは計81か国・地域で承認されている。