ベトナム外務省のドアン・カック・ベト副報道官は11日、これまでに欧州連合(EU)加盟27か国および54の国と地域がベトナムのワクチンパスポートを承認したことを明らかにした。
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これに先立ち、欧州委員会(EC)は10日、ベトナムが発行する新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)が、「欧州連合(EU)デジタルCOVID証明書(EU Digital Covid Certificate=EUDCC)」と同等であることを承認し、同決定は11日付で発効した。
これにより、ベトナムのワクチンパスポートはEU加盟27か国の承認を受けるとともに、EUDCCに接続する他の39か国・地域でもワクチンパスポートの認証を受けることが可能となった。
このほか、ベトナムは◇米国、◇英国、◇日本、◇オーストラリア、◇ベラルーシ、◇インド、◇カンボジア、◇フィリピン、◇モルディブ、◇パレスチナ、◇トルコ、◇エジプト、◇スリランカ、◇ニュージーランド、◇シンガポール、◇セントルシア、◇韓国、◇マレーシア、◇イラン、◇ドミニカ共和国の20か国との間でワクチンパスポートの相互承認で合意しており、この中には一部EUDCCに接続している国も含まれる。
今回のECの決定により、ベトナムのワクチンパスポートは計81の国と地域で承認されることとなった。なお、ベトナムのワクチンパスポートには、本人の生年月日や国籍、認証対象となる病名、接種回数、接種日、ワクチンの種類・メーカーなどの情報が登録され、これらのデータがデジタル署名・暗号化されたQRコードとしてパッケージ化される。有効期限は1年間。