東北部地方フート省は4月10日(旧暦3月10日)の「フン王の命日」に合わせて、9日午後8時からベトチー市のバンラン公園のステージで芸術プログラムを開催する。その後、上空の高い位置で15分間にわたり花火を打ち上げる。
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2012年にフン王信仰が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されてから、今年で10周年を迎える。
フン王はベトナム史上初の国家とされるバンラン(文郎=Van Lang)国の18代にわたる歴代王の総称。フン王の命日は、ベトナムの国家と民族の基礎を築くために尽力した18人の王の功績を称える行事で、2007年からベトナムの祝日に制定されている。
毎年旧暦3月10日には、フン寺歴史遺跡地区とその周辺地域で「フン王祭り」が開催される。フン王祭りは約400万人が訪れるベトナム最大規模の祭となっており、フン王へ線香を手向ける儀式や銅鼓の演奏、獅子舞などが行われる。
なお、今年のフン王の命日は日曜日にあたるため、4月11日(月)を振替休日として4月9日(土)から11日(月)までの3連休となる。
フン王については、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「フン王(フンヴオン)命日~ベトナムの旧暦3月10日~」を参照。