交通運輸省が20日に発出した、10月21日から11月30日までの国内線運航に関する決定第1840号/QD/BGTVTでは、国内線の乗客に対する搭乗条件が大幅に緩和されている。
(C) dantri |
10月10日から20日までの期間に適用された旧規定では、乗客は2回のワクチン接種を完了し、最後の接種から14日以上が経過していること、または6か月以内に新型コロナに感染して回復済みであること、さらに搭乗前72時間以内の新型コロナウイルス検査(PCR検査または抗原検査)で陰性であることが条件だった。
一方、新たに出された決定第1840号によると、搭乗前にレベル4(超高リスク)のレッドゾーン、または隔離・封鎖区域に滞在していた乗客、またタンソンニャット国際空港(ホーチミン市)、カントー国際空港(南部メコンデルタ地方カントー市)を出発する便の乗客は、搭乗前72時間以内の新型コロナウイルス検査で陰性を証明する必要があるが、ワクチン接種は求められない。
その他の乗客は、以下のいずれかの条件を満たす必要がある。
◇ワクチン接種完了(搭乗日から逆算して1年以内に接種し、最後の接種から14日以上が経過していること)
◇6か月以内に新型コロナに感染して回復済み
◇搭乗前72時間以内の新型コロナウイルス検査(PCR検査または抗原検査)で陰性
なお、乗客は搭乗にあたり健康申告を徹底しなければならない。咳や発熱、息苦しさ、筋肉痛、喉の痛み、味覚障害などの症状がある場合は搭乗を禁止する。機内では常にマスクを着用し、手指消毒を心がけ、他人との接触を控えなければならない。