交通運輸省の決定により、ハノイ~ホーチミン線の旅客便の運航が10日に2か月ぶりに再開されることになった。ハノイ市当局は交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)の意見聴取で国内線の運航再開に同意していなかったが、運航再開が決まったことを受け、ホーチミン市からの入域者に対し、7日間の市の施設またはホテルでの集中隔離と、続く7日間の自宅での健康観察を適用していた。しかし11日午後、同市人民委員会はこの規定の廃止を決定した。
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同市人民委員会は11日、20日までのハノイ~ホーチミン線とハノイ~ダナン線の運航について、1日1往復とし、乗客数を定員の50%までとすることに同意した。ハノイ市に到着した後は集中隔離は不要で、自宅または宿泊施設で健康観察を行うこととする。
ホーチミン市からの入域者がハノイ市で「差別」されていたことを受けて、CAAVは交通運輸省に対し、地方自治体が航空便の乗客に集中隔離を適用しないよう指導することを提案していた。
交通運輸省の規定によると、航空便の乗客は、2回の新型コロナウイルスワクチン接種を終えており、2回目の接種から14日が経過した、または直近6か月以内に感染して回復し、なおかつ搭乗から72時間以内の新型コロナウイルス検査(PCR検査または抗原検査)で陰性である必要がある。