台湾がホスト国となり開催された「第21回アジア物理オリンピック(APhO 2021)」で、ベトナム代表として出場した高校生8人のうち2人が金メダル、1人が銀メダル、3人が銅メダルを獲得し、2人が奨励賞を受賞した。
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第21回のAPhOは2020年に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により今年に延期となった。また、感染防止策として今回はオンライン形式で開催され、世界23か国・地域から181人が出場した。ベトナムではハノイ師範大学が会場となり、5月16日から24日までの日程で開催された。
金メダルを獲得したのは、グエン・マイン・クアンさん(ハノイ市ハノイアムステルダム高校3年)とチャン・クアン・ビンさん(同)の2人。中でもクアンさんは、ベトナム代表として初めて全体での最高得点を獲得した。
クアンさんは2019年の国際天文学・天体物理学オリンピックでも金メダルを獲得している。クアンさんは今年3月、米国のマサチューセッツ工科大学から4年間の学費として約26万USD(約2800万円)の奨学金を得たという。
なお、ベトナムの代表の成績は、2016年が銀メダル3人、銅メダル3人、奨励賞2人、2017年が金メダル1人、銀メダル3人、奨励賞3人、2018年が金メダル4人、銀メダル2人、銅メダル2人、2019年が銀メダル2人、銅メダル5人、奨励賞1人だった。