中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(nCoV)感染拡大防止対策の一環として、ホーチミン市当局は、新型コロナウイルスによる肺炎を専門的に治療する仮設病院2か所を設置する計画を明らかにした。同市は全国で最も人口が多く、外国人訪問者数も多い商業都市。
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仮設病院は、中心部から離れたクチ郡(huyen Cu Chi)ホーチミン司令部軍事学院(Truong Quan su Bo Tu lenh Thanh pho Ho Chi Minh)とニャーベー郡フースアン村(xa Phu Xuan, huyen Nha Be)に設置し、病床数はそれぞれ300床と200床の計500床となる。新型コロナウイルスによる肺炎を専門的に治療するほか、感染した疑いがある人々の隔離施設としても使用される。
医療機器の設置は15日までに完了し、◇第115人民病院、◇ザーディン人民病院、◇グエンチーフオン病院、◇チュンブオン病院の医療スタッフが治療にあたる予定だ。
患者数が仮設病院の対応能力を超えた場合、ファムゴックタック肺臓病院(病床数500床)も新型コロナウイルスによる肺炎を治療する専用病院として利用する方針。
なお、ハノイ市でもソンタイ町(thi xa Son Tay)とスアンマイ町(thi tran Xuan Mai)に仮設病院を設置する計画がある。仮設病院はプレハブ施設、または既存施設を利用する。首都司令部によると、上記2か所の仮設病院で1500人の隔離が可能だという。