文化スポーツ観光省はこのほど、南中部沿岸地方ダナン市リエンチエウ区ホアヒエップナム街区(phuong Hoa Hiep Nam)とホアヒエップバック街区(phuong Hoa Hiep Bac)にあるナムオー村(lang Nam O)の「ナムオー魚醤(ヌクマム)作り」が国家無形文化遺産に認定されたことを発表した。
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ナムオー村は400年以上の歴史を有し、ダナン市と北中部地方トゥアティエン・フエ省の間にあるハイバン峠から南へ3kmのところに位置する。同村の「ナムオー魚醤作り」も数百年にわたって存在・発展しており、世代から世代へと受け継がれている。
同村は国内に残る数少ない伝統的な魚醤村の1つだ。この村落では100以上の世帯が魚醤作りに従事しており、毎年5万L余りの魚醤が国内外の市場に供給されている。
ナムオー魚醤は全て手作業で作られており、美味しい魚醤を精製するために1年間醸造させる。魚はジャックフルーツの木でできた甕で塩漬けにされる。甕1つあたり約200〜300kgの魚を塩漬けにし、1年後には約100〜150Lの魚醤が生産される。