東南部地方ドンナイ省ロンカイン町ハンゴン村のハンゴン巨石墓(Mo Cu thach Hang Gon)が特別国家級遺跡に認定され、22日に認定証の授与式が行われた。これは、2015年12月23日付けの首相決定第2367号/QD-TTgに基づくもの。
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ハンゴン遺跡は、フランス植民地時代の1927年、道路の建設工事中にフランス人技術者によって発見された。長さ4.2m、幅2.7m、高さ1.6mの長方形の横穴式石室で、6枚の花崗岩を組み立てて築かれており、年代は紀元前150年~紀元後240年頃と見られている。1982年には、ベトナム政府によって国家級遺跡に認定された。
同遺跡については、誰がどのように築いたのか、また南中部高原地方ラムドン省や南中部沿岸地方ニントゥアン省にしか存在しない巨大な花崗岩をどのようにドンナイ省まで輸送したのかなど、多くの謎が未だ明らかになっていない。
首相決定第2367号/QD-TTgでは、13世紀に3回にわたり大越軍を率いて元軍を破った将軍チャン・フン・ダオ(Tran Hung Dao)をまつる紅河デルタ地方ハナム省リーニャン郡ニャンダオ村のチャントゥオン(Tran Thuong)寺など10か所が新たに特別国家級遺跡に認定された。これにより、全国の特別国家級遺跡は72か所となった。