紅河デルタ地方ハナム省リーニャン郡ニャンダオ村のチャントゥオン(Tran Thuong)寺が特別国家級遺跡に認定され、21日に認定証の授与式が行われた。授与式には、グエン・ティ・ゾアン国家副主席らが出席した。
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チャントゥオン寺は、13世紀に3回にわたり大越軍を率いて元軍を破った将軍、チャン・フン・ダオ(Tran Hung Dao)を祭っている。チャン・フン・ダオは、この地に軍の食糧倉庫を建てたとされ、この寺は同将軍のゆかりの地となっている。
今回の授与式に合わせて、豊作や国の平和、国民の幸福を祈る儀式も行われた。儀式では、チャン・フン・ダオが軍に食糧を配るシーンを再現し、小豆や緑豆など5種類の穀物が入った袋15万個が参加者に配られた。
現在、全国には、国家級遺跡として認定された遺跡が72か所ある。