ホーチミン市資源環境局は25日、市内の地盤沈下面積が7200ha近くに上ったことを示す2015年の調査結果を公表した。このうち、沈下速度が速い(年に15mm超)のは約20か所で計356ha、比較的速い(同10~15mm)のは約40か所で計2440ha、平均的(5~10mm)なのは計4400ha近くだった。
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沈下速度が速い地区は、◇8区の7・15・16街区、◇12区のタインロック街区・アンフードン街区、◇ビンタン区のタンタオA街区・アンラック街区・ビンチドンB街区、◇ビンタイン区26街区、◇ビンチャイン郡のフォンフー村・ビンフン村・タンキエン村・タンニュット村・タントゥック村、◇ホックモン郡ニビン村、◇ニャーベー郡のニョンドゥック村・フースアン村及びニャーベー町。
1996~2012年期の調査データと比較すると、8区と12区、ビンチャイン郡で地盤沈下が続いているのに対し、5、10、11、タンビンの各区では沈下速度が減速している。一方、ニャーベー郡やビンチャイン郡など多くの場所で、新たに地盤沈下が発生している。
同市人民評議会文化社会委員会のティー・ティ・トゥエット・ニュン委員長は資源環境局に対し、地盤沈下の原因と、交通インフラや住宅の建設案件に及ぼす影響について分析するよう求めた。