ホーチミン市国家大学傘下の自然科学大学情報学部に在籍している4年生2人、フイン・フオン・ズイさんとレー・バン・タイさんはこのほど、バス利用者向けアプリ「トリップヒーロー(TripHero)」を発表し、業界関係者と利用者から高い評価を受けている。
(C) Trip Hero |
このアプリは、スマートフォンに搭載されているGPS機能により個々の利用者の現在位置が自動認識され、利用者はバスの乗降地点や時刻などの情報をフィードバックし、アプリ上で情報を共有するもの。これにより、路線や停留所、発着時刻など、バスでの移動に必要な情報がリアルタイムで確認できる。更に、自分の現在位 置を中心とする半径2km圏内における交通渋滞・事故、冠水などの道路状況、警察の配置や引ったくり発生地点といった治安状況も確認できる。
バス利用者のみならず、バイク利用者にも便利な機能が搭載されたこのアプリは、Google PlayとApp Storeから無料でダウンロードが可能。なお、アンドロイド、iOS、Windows PhoneのOSに対応している。
このアプリは2人の卒業研究論文として同大学へ既に提出されており、国内初の試みであること、コンピューターサイエンスのアルゴリズムをうまく活用できたこと、多くの人々の利便性向上に貢献することなどが評価され、口頭試問で10点満点を獲得している。
※最終更新:2014年10月16日14:00 JST