南中部沿岸地方ビントゥアン省ファンティエット市ティエンタン村の小学校で13日午後、中国製のおもちゃで遊んでいた生徒ら約50人が頭痛、発熱、吐き気などの症状を訴え、病院に緊急搬送された。
この学校の教員によると、問題のおもちゃは、学校の校門の前で一つ当たり2000ドン(約9.7円)で売られていたもので、ガラス瓶の中にカラフルな液体が入っていた。当日は、ある生徒がこのガラス瓶を誤って割ってしまい、液体が外に流れ出た後、生徒が次々と体調不良を訴えたという。
同省保健局によると、症状が重い10人の生徒は、同省の総合病院に緊急搬送された。なお、症状が軽い生徒約40人は地元の診療所で治療を受けた後、同日夜までに帰宅したという。
ベトナムでは、非公式ルートで持ち込まれた中国製のおもちゃが氾濫しており、毎年全国各地で健康被害が報告されている。