ホーチミン市人民裁判所は27日、同僚に売春を仲介した罪で起訴されたミスコン優勝経験者や元モデルの被告らに対し、実刑判決を下した。判決は人民検察院の求刑より厳しいものとなった。27日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた
(C)Tuoi Tre, ミスコン優勝経験者のスアン被告 |
(C)Tuoi Tre, マイ被告 |
売春宿を経営し、売春仲介の主犯格であったチャン・クアン・マイ被告は最も重い禁固5年。売春を仲介したミスコン優勝経験者のボー・ティ・ミー・スアン被告とモデルのチャン・ティ・ホア被告にはそれぞれ禁固2年6か月と禁固2年の判決が下された。ホア被告には現在生後7か月になる子供がいることなどから、スアン被告より刑が軽くなった。
人民検察院は被告らの行為について、社会に悪影響を及ぼし、その罪は重いとしながらも、捜査に対する協力的な姿勢などを考慮すると情状酌量の余地があるとして、裁判所に罪を軽くするよう求めていた。しかし、裁判所は事件の影響を重く捉え、人民検察院の求刑より重い判決を言い渡した。
公判でスアン被告は「自分の考えが足りなかったせいで、大切に育ててくれた母を大変な目に遭わせたことをとても悔やんでいます、二度と過ちを犯しません」と述べ、情状酌量を求めた。
なお、ホア被告の自供によると、生活が苦しかったため売春仲介を始めるようになり、昨年3月頃にスアン被告に客を紹介した際には、仲介料として1000ドル(約9万8000円)を受け取ったという。