ホーチミン市警察は14日午後10時30分ごろ、同市1区ハイバーチュン通りに軒を連ねるビリヤード台が併設されたバー、所謂プールバーの一斉立ち入り検査を実施し、外国人をターゲットとした大規模な売春ルートを摘発した。これらの店は多くの日本人が利用していたとされている。18日付ザンチーなどが報じた。
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今回立ち入り検査が行われたのはハイバーチュン通りの35、37、49、51番地にあるプールバー。警察によると、昨年からこれらの店を監視しており、売春ルートの全貌が掴めたため、店及び売春行為に利用されていたホテルの一斉立ち入り検査に踏み切った。
1区中心部にある複数のホテルを立ち入り検査した結果、売春行為を働いていた男女4組を逮捕。買春客はいずれも外国人だった。逮捕された男らは警察の取調べに対し、1区のプールバーで売春の斡旋を受けたと供述。ほぼ同時刻、店の一斉立ち入り検査も実施し、多くの売春婦と売春仲介者を逮捕した。
これらの店では、肌を露出した若い女性がウェイトレスをしており、客の要望に応じて売春サービスを行っていた。外国人客を相手にしているため、ある程度の外国語能力を有し、客が店に入るとすぐにウェイトレスから連れ出しの誘いがあり、仲介者に仲介料を支払うとホテルへ連れ出すことが出来る。店には数十人のウェイトレス兼売春婦が待機しており、客はこの中から気に入った女性を選びホテルでことに及ぶ。
気に入った女性がいなければ、近所の店から売春者を呼び出して紹介する。ご丁寧にも店からホテルまでを往復する車も準備してあり、1回の売春につき100ドル(約9500円)で裏サービスを提供していた。なお、料金の取り分は半分が売春婦、残り半分が仲介者やドライバーなどとなっていた。
※最終更新:2013年6月21日10:15JST