ホーチミン市警察は15日午前1時ごろ、同市1区ベンゲー地区にあるレストラン3か所及びホテル1か所の一斉立ち入り検査を実施し、外国人をターゲットとした大規模な売春ルートを摘発した。同時に、売春行為や売春仲介などに関わった容疑で34人の身柄を拘束した。
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今回立ち入り検査が行われたのは、レストラン「ハイチエム(Hai chi em)」(ドンズー通り44番地)、「シノバー(Sino Bar)」(ドンズー通り13番地)、「ニップディエウ(Nhip Dieu)」(ティーサック通り6B番地)、及びホテル「ホワイトロータス(White Lotus)」(ティーサック通り6A番地)の計4か所。警察は8月からこれらの施設を監視しており、売春ルートの全貌が掴めたため、摘発に踏み切った。
ホテルを立ち入り検査した結果、売春行為を働いていた男女2組を発見、現行犯逮捕した。買春客はいずれも外国人だった。レストランの従業員らは客の要望に応じて売春サービスを行い、ベトナム人と越僑を除く外国人客を相手にするため、ある程度の外国語能力を有している。
レストランにはそれぞれ7~10人の従業員兼売春婦が待機しており、客はこの中から気に入った女性を選び、ホテルへ連れ出していた。なお、1回につき100USD(約1万0600円)、仲介料40万~60万VND(約2030~3050円)で売春を行っていたという。