ハノイ市を流れるホン川(紅河)に架かるロンビエン橋を歴史博物館として保存し、河川敷には芸術公園を建設する。ベトナム都市計画協会が15日に開催したロンビエン橋の改造について話し合う会合で、パリ都市計画建築家のグエン・バー氏が以下の案を提案した。16日付VNエクスプレスが報じた。
現在のロンビエン橋は老朽化が激しく、新しい橋が建設された後は撤去される可能性が高い。バー氏は、この橋を生かして世界一長い歴史博物館を建設し、蒸気機関車などを展示したいとしている。
河川敷は土盛りをして、バラ園や桃園、自転車道路、ローラースケート場、休憩所などを備えた芸術公園を整備する。また、対岸のロンビエン区側にはハスの花のつぼみをイメージした現代美術館を建設するという。バー氏の案では、総額4兆8600億ドン(約194億円)を投じ10年かけて建設するとしている。