雨季に入り南部では雷を伴う大雨による電気系統の被害が続出している。ホーチミン市や東南部の省では12日、ドンア(東亜)銀行やベトナム技術商業株式銀行(テクコムバンク)など複数の銀行の現金自動預け払い機(ATM)がストップする事態となった。15日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
ドンア銀行のカードセンター代表を務めるリ・ティ・ゴックセンター長によると、大雨の影響によりホーチミン市1区にあるATMの一部で電気系統のトラブルが起き、カード情報の送受信にエラーが発生した。しかし、その他の地域では通常通り取引が出来たという。このようなATMトラブルが発生した場合、すぐカードセンターに連絡を取ってほしいとコメントした。
また、ベトナム国家銀行(中央銀行)は、同行の各支店に対して、2011年上半期の決済状況とATMの安全性に関する報告書を今月19日までに提出するよう求めていた。2010年末時点で、全国のATM数は1万1700台、カード発行枚数は3200万枚に上っている。