国連開発計画(UNDP)ベトナム事務所は3日、4月4日の「地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー」の機会に、今後もベトナムで地雷・不発弾による犠牲者を減らすための支援を続けていくと発表した。地雷に関する国際デーは国連(UN)が昨年定めたもので、毎年この日に世界各地で地雷の回避・除去支援・撲滅などの活動や教育が行われている。
国防省の爆弾地雷除去技術センター(BOMICEN)によると、ベトナム全国には戦時中に使用された約60万トンもの地雷や不発弾がいまだ残されたままになっており、600万ヘクタール(国土の約21%)の土地を汚染している。ベトナム戦争が終結した1975年から2000年までに、これらの地雷・不発弾の爆発により4万2135人が死亡、6万2163人が負傷している。