韓国東北部の江原道(カンウォンド)で14日、紅河デルタ地方ハイフォン市出身のベトナム人ゴー・ティ・ガーさん(21歳)が韓国人の夫(36歳)に首を締められ殺害される事件が発生した。夫は妻を殺害後に農薬を飲んで自殺した。
(C) dang viet, 韓国人の夫に殺害された外国人妻の遺影を掲げる女性たち |
ガーさんは2012年に、工場で作業員をしていた韓国人男性と結婚し韓国へ渡った。新婚生活1年目は夫婦仲良く穏やかに過ごしていたが、妊娠して子供が生まれてからは夫婦や嫁姑の間でよくトラブルが発生していた。ガーさんの姉も韓国人男性と結婚しており、現在もソウルに住んでいるが、韓国へ渡ってからは殆ど妹と連絡が取れなかったという。
遺族の希望により、ガーさんの遺体は韓国で火葬した後、ベトナムに戻される予定。また生後5か月の長男は現在、夫側の家族が世話をしているが、ガーさんの家族はベトナムに連れて帰ることを望んでいるという。
なお、韓国では韓国人の夫によるベトナム人妻の殺害事件が毎年のように発生している。ベトナム国内でも人身売買まがいの違法な結婚斡旋業者が暗躍しており、大きな社会問題となっている。