ホーチミン市では1年ほど前から、多くの幹線道路で昼日中から客引きする売春婦の姿が目立っている。5日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
10区のホアビン公園沿いのグエンチタイン通りからグエンチフオン通りにかけての約500メートルほどの区間では毎日、売春婦が客引きする光景が見られる。この地域を拠点とするバイクタクシー運転手のサウさんは、「彼女達は朝早くから夕方まで働いてるよ。バイクで客に近付いて交渉するんだ。以前は夜だけだったが、最近は朝からご出勤だ」と話した。
6区のフーラム公園周辺、5区のホンバン通り、1区の9月23日公園、タンビン区のコンホア通り、トゥードゥック区のリンスアン陸橋、12区のアンスオン交差点なども似たような状況だ。
こうした売春婦の誘いに乗って、被害に遭うケースも多発している。財布はもちろん下着ごと全て持ち逃げされたり、いわゆる「美人局(つつもたせ)」に引っかかって多額の現金を要求されたり。ほとんどの売春婦のバックには暴力団の用心棒が付いていて、売り上げの半額を徴収しているという。