ホーチミン市社会秩序犯罪捜査警察局は3日午後8時ごろ、同市3区バーフエンタインクアン通りのホテルで売買春行為に及んでいた男女8人を現行犯逮捕した。
取り調べの結果、逮捕された売春婦4人は同市タンビン区在住のレ・ティ・アイン・トゥエット(29歳・女)が管理する売春組織のメンバーであることが分かった。トゥエット自身も2007年から売春婦をしていたが、すぐに金持ちや越僑をターゲットとした高級売春組織を運営する側にくら替えし、バーやディスコで客を捕まえては女を手配して指定のホテルに送り込む商売を行なっていた。
トゥエットはホーチミン市とハノイ市に常時20人以上の女をキープし、客が支払う料金100米ドル(約1万円)のうち30万~40万ドン(約1700~2200円)をピンハネしていた。また、国内のみならずシンガポール、マレーシア、マカオにも売春婦を派遣、女らは4~5人で1部屋を借りる共同生活を送りながら1回150~200米ドル(約1万5000~2万円)の料金で売春し、1カ月ほどでベトナムに帰国するという形態の売春を約2年間続けていた。