メコンデルタ地方キエンザン省ハティエン町警察は21日、焼身自殺を図った男性を止めに入りその巻き添えで大やけどを負った警察官が20日夜死亡したと発表した。
亡くなったのは同町警察の警察官チャン・バン・ガオさん(23歳)。5月31日午後4時半ごろ、ハティエン町在住のチュー・バン・タインさん(40歳・男性)は1リットルのペットボトル入りガソリン2本を息子に買って来させると焼身自殺すると宣言、1本を全身に浴び、もう1本を抱えてマッチで火をつけた。
通報を受けて現場に駆けつけたガオさんは危険も顧みず、毛布でタインさんの体を包んで助け出そうとしたが、タインさんの抱えていたペットボトルが爆発し2人の全身は炎に包まれた。2人は大やけどを負い、タインさんは翌日死亡した。自殺の原因は隣人との土地をめぐる争いだったとされる。