ルオン・クオン国家主席は4日、外交関係樹立50周年(1975年4月16日～2025年4月16日)に合わせてベトナムを公式訪問したブルンジのエヴァリスト・ンダイシミエ大統領と会談した。

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　クオン国家主席は、今回の訪問は両国関係の新たな段階を切り開く重要な意味を持つと強調した。一方のンダイシミエ大統領は、両国が相手国に常設の外交代表機関を開設することを提案し、投資、農業、鉱業、科学技術、デジタル変革など多くの分野で協力を強化したい意向を表明した。

　双方はハイレベル交流の促進でも合意した。経済分野では、ベトナム国防省傘下の携帯通信大手のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル＝Viettel)がブルンジで展開している通信合弁事業「ルミテル(Lumitel)」を両国間協力の成功例として挙げ、今後の貿易拡大や、両国企業間の連携の促進、農業分野の経験共有・協力深化を重点分野とすることで一致した。

　会談の末に両首脳の立会いのもと、両国政府間の協力枠組み合意書と政治・外交協議メカニズムに関する覚書の2件の協力文書が締結された。