グエン・タン・ズン首相はこのほど、2010年までの貧困削減国家目標プログラムを承認した。プログラムは具体的な目標として▽貧困世帯の比率を2005年の22%から2010年には10~11%に引き下げること▽貧困世帯の所得を2010年には2005年の1.45倍に増加させること−を掲げている。
このプログラムは貧困者・貧困世帯・貧困地域の全てが対象となるが、特に女性が世帯主の世帯や少数民族に優先的に適応される。主な内容は▽貧困世帯への優遇融資延べ600万件▽貧困者15万人の職業訓練学校や義務教育の学費減免▽100%の貧困者への健康保険証発給−などとなっている。