- 10~12月、前期の+7.4%から+5.2%に減速
- 24年通年+6.4%据え置き、25年通年+6.6%
- 自然災害の影響も堅調な成長の勢いを維持
シンガポール系ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は先般発表したレポートの中で、2024年10~12月におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率が前期の+7.4%から+5.2%に減速すると予想した。
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また、2024年通年のGDP成長率予想を+6.4%で据え置き、2025年の成長率を+6.6%と予想している。
ベトナムの経済は自然災害の影響にもかかわらず、今年7~9月も堅調な成長の勢いを維持し、工業・建設業が引き続き主な原動力となった。さらに、海外直接投資(FDI)と国内消費のいずれも目覚ましい成長を遂げている。
UOBによると、ベトナムが成長の勢いを維持するためには、ビジネス環境をさらに改善し、競争力を強化し、輸出市場を多様化する必要がある。
UOBはまた、ベトナムのインフレ率は抑制されているものの、貿易摩擦や米ドル高などの国際市場の変動を背景に、ベトナム国家銀行(中央銀行)が今後も慎重な金融政策を維持すると予想している。