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- 車両内の設備や内外装を一新
- 夏の新しい観光商品となることに期待
- 初導入となる現代的な機能を多数採用
ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)は4月27日、ホーチミン市と南中部沿岸地方ダナン市の区間を運行するハイクラス列車「SE21号」「SE22号」の出発式を開いた。車両内の設備、内装、外装を一新し、高品質なサービスを提供する。
先行して運行開始していたハノイ~ダナン間のハイクラス列車「SE19号」と「SE20号」に続くもので、夏の新しい観光商品となることが期待される。
「SE21号」「SE22号」には、VNRが保有する車両の中から最も良いものを厳選して投入し、初導入となる現代的な機能を多数採用した。
外装は、薄いグレーと青の塗装とし、ベトナム文化を象徴するドンソン銅鼓の鳥の文様をあしらった。
内装は、モダンかつ豪華なデザインに改め、寝台車両のほかに、プライベートな空間を求める乗客向けに3つのVIPコンパートメントを備えた車両もある。空調は乗客が風向きや温度を調整でき、車両の前後には情報提供用のLEDモニターが設置されている。寝台は、1台にそれぞれ読書灯、USBポートが備え付けられており、マットレス、ブランケット、枕、シーツ、カーテンなども全て新しいものに取り換えられた。
食堂車は、車両編成の中央に置き、ケータリング会社と提携してより豊富なメニューを提供する。また全車両で無料のWi-Fiが利用できる。
ホーチミン市(サイゴン駅)から「SE22号」は11時に出発し、翌朝6時05分にダナン市に到着する。ダナン市発の「SE21号」は8時15分発で翌朝4時15分にホーチミン市(サイゴン駅)に到着する。