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地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下でソフトウェア開発を手掛けるビンHMS(VinHMS)と観光開発を手掛けるクリスタルベイグループ(Crystal Bay Group)はこのほど、南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市でホテル業界におけるテクノロジーをテーマとした会議を開催し、ブロックチェーン技術を導入した観光・ホテル業界のプラットフォーム「クリスタバヤ(Crystabaya)」を紹介した。
クリスタバヤは、クリスタルベイと米企業ベオウルフ・ブロックチェーン(Beowulf Blockchain)が協力して開発した新世代のオンライン観光サービス。クリスタルベイのグエン・ティエン・チュン社長は、「顧客のショッピングやオンライン予約のニーズを把握した上で開発したこのプラットフォームは、観光・ホテル業界の経営コストの最適化と同時に多くの顧客の獲得にも寄与する」と語った。
チュン氏によると、顧客はクリスタバヤによって、世界中の多くのホテルで表示価格より安い料金で予約することや、代理店を通さずに予約した宿泊施設の交換や転売などができるようになるという。
チュン氏は、「クリスタバヤは革新的なビジネスソリューションで、流動性の強化や市場の拡大、ニューノーマル(新常態)におけるベトナム観光業の発展に寄与することを確信している」と述べた。