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ホーチミン市では10月1日から「ハローホーチミンシティ(Hello Ho Chi Minh City)」のキャッチコピーのもと、観光促進キャンペーンが始動した。キャンペーンは2021年1月までの見通し。
同市観光局はかねてから、9月中に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波の抑え込みに成功した場合に向けて、観光の再活性化を目指す観光促進キャンペーンを企画しており、この度始動した形だ。
キャンペーンでは同市と近郊を結ぶ水上路線による観光やメディカルツーリズム、歴史文化、芸術、飲食などに焦点を当てた観光商品をPRしている。キャンペーンのオリジナルテーマソング「ハローホーチミンシティ」も作曲されている。
キャンペーンは2つのフェーズに分かれており、フェーズ1では、◇未来に向けた(Futuristic)、◇解放された(Open)、◇若さのある(Youthful)、◇色とりどりの(Colorful)、◇刺激的な(Exciting)の5つの指標を立て、魅力的かつ友好的で安全な観光地としてアピールする。
フェーズ2では、同市の公式観光ブランドの発表や観光促進を目的とした各種イベントを多数開催する。また、アジア太平洋都市観光振興機構(TPO)をはじめ、同市が加盟する域内の国際会議や展示会を通じて観光都市としてのブランド構築を図る。
新型コロナは同市の観光産業に大きな影響を与えた。しかし同市観光局は、これをスマートツーリズム都市としてPRするための機会だと捉え、360度カメラや3D、バーチャルリアリティー(VR)などの技術を応用した新たな観光商品の研究開発に注力している。