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韓国の格安航空会社(LCC)フライ江原(フライ・カンウォン=Fly Gangwon)が7月、韓国江原道(カンウォンド)襄陽(ヤンヤン)国際空港発ベトナム3都市(ハノイ/ホーチミン/ダナン)行きの新規路線を就航すると発表した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大後、韓国の航空会社でベトナム3空港の発着枠を同時確保したのは同社が初めてだという。
ボーイングB737-800型機を投入し、毎日就航する予定。これにより江原道にベトナム人観光客を誘致したい考えだ。韓国政府は現在、襄陽国際空港から入国したベトナム人観光客に対しビザ取得を免除している。
フライ江原は2019年11月に運航を開始した新規参入のLCCで、江原道が135億ウォン(約11億7500万円)の支援を、また化粧品販売チェーンを展開するトニーモリー、免税店大手の新世界DFなどが出資をそれぞれ行っている。資本金は378億ウォン(約32億9000万円)。
航空と観光を融合したTCC(Tourism Convergence Carrier)を自称し、東南アジアや日本、中国への積極的な就航を目指していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で運休が続き早くも苦境に陥っている。これに対し同社は、年内に中国路線も新規就航する計画を進めるなど生き残りをかけた努力を続けている。