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ベトナム国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大する中、多くの観光地が消毒などのために営業を一時停止すると発表した。
北部紅河デルタ地方ハイフォン市カットバー島では、10日から遊覧船と宿泊施設の全てが営業を一時停止している。この島を訪れた英国人女性観光客が新型コロナウイルスの検査で陽性と判明したためだ。
この女性客は、ここ数日の主な感染源となっているベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のロンドン発ハノイ行きVN0054便で3月2日にベトナムへ入国した。
また、東南部地方バリア・ブンタウ省コンダオ島でも、地元当局が観光客の受け入れを一時停止する方針を明らかにし、同省人民委員会に意見を仰いでいる。
南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市では、10日からチャークエ菜園(vuon rau Tra Que)やタインハー陶器村(lang gom Thanh Ha)、クーラオチャム(cu lao Cham)など複数の観光スポットが営業を一時停止している。
なお、北部紅河デルタ地方ニンビン省の観光名所であるチャンアン生態観光区では9日から観光客全員がマスク着用を義務付けられている。