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ハノイ市で27日・28日に開かれる第2回米朝首脳会談を2日後に控えた25日午後、観光総局のブー・テー・ビン副局長は、3月に北朝鮮の観光機関がハノイ市を訪問し観光事業での連携に向けた会合が開かれる見通しだと明らかにした。
それによると、北朝鮮の観光局が3月27~30日にハノイ市で催されるベトナム国際観光フェア(VITM)で18m2のブース2か所を出展し、北朝鮮の観光を紹介するという。ビン副局長は、第2回米朝首脳会談がハノイ市で行われることを受けて、今後はベトナムから北朝鮮へ渡航する旅行者が増加するだろうとしている。
外国人旅行者が北朝鮮を訪問する場合、ほとんどは中国の旅行会社を介して中国と北朝鮮の国境にある遼寧省南部の丹東市を経由して陸路で入国するか、北京または遼寧省の省都瀋陽市から平壌へ直行便の飛行機で入国する。航空券はシーズンによって100EUR(約1万2600円)ほどとなる。
現在ベトナムでは、多くはないものの中国経由で4泊5日の朝鮮ツアーを催行する旅行会社があり、価格は3300万VND(約16万円)ほど。旅行各社はハノイ市での米朝首脳会談を契機に、北朝鮮への旅行者が急増することを見込んでいる。
ハノイレッドツアーズ(HanoiRedtours)はファンページ上で、米朝首脳会談が行われる2月27日と28日に北朝鮮ツアーを予約する顧客に対して、平壌~開城~軍事境界線(Korean Demilitarized Zone=DMZ)を巡る5日間の無料ツアーを始め、魅力的なキャンペーンを実施している。なお、現時点で3月出発分は完売となっている。
ベトラベル(Viettravel)でも、ベトナム人旅行者1000人向けに2019年内出発の平壌市街地や主体思想塔、地下鉄の駅、DMZを巡る北朝鮮ツアー催行の準備を進めている。