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ベトナムを訪問する外国人観光客数が増加の一途を辿っている一方、外国人訪問者1人当たりの平均支出額は依然として低い水準に留まっている。
統計総局(GSO)の発表によると、2017年通年におけるアジアからの訪問者数は前年同期比+34.4%増の976万2700人で、特に中国からの訪問者数は48.6%増の400万8300人へと急増した。
しかし、中国人訪問者1人当たりの平均支出額は約638USD(約7万2000円)、他国の訪問者では943.8USD(約10万8000円)に留まっている。
平均支出額が低迷している原因として、2012年からベトナムで商品を購入する外国人に対して付加価値税(VAT)の還付政策を実施しているが、参加企業が限られているため、政策の効果が期待よりも低いことが挙げられる。