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米国のロイヤル・カリビアン・インターナショナル(Royal Caribbean International)が運行するクルーズ客船「レジェンド・オブ・ザ・シーズ(Legend of the Sea)」が8日、南中部沿岸地方カインホア省のカムラン国際港に寄港し、中国人及び韓国人の乗客約1800人と乗組員約740人が同地に降り立った。
同省カムラン軍事基地で3月に開港したカムラン国際港にクルーズ客船が寄港するのは今回が初めて。南シナ海に面したカムラン国際港は、カムラン軍事基地を国防と経済発展の両面で活用する目的で建設したもの。
乗客は同日、同省ニャチャン市を観光した。旅行の手配を担当したのは、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルのパートナーでベトナム有数の旅行会社、サイゴン観光総公社(サイゴンツーリスト=Saigontourist)。
ロイヤル・カリビアン・インターナショナルによると、「レジェンド・オブ・ザ・シーズ 」は、全長264m、全幅32m、総トン数6万9130T、巡航速度24.0ノットで、1995年5月就航、2013年2月改装。船内には客室やレストラン、バーなどに加えて、ミニゴルフ場など様々な施設を備えている。
なお、3月の開港以来、カムラン国際港に寄港したのは各国の軍艦14隻。4月に日本の海上自衛隊の護衛艦「ありあけ」と「せとぎり」が、5月にも同じく海上自衛隊の掃海母艦「うらが」と掃海艇「たかしま」が寄港している。