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ベトナム航空(Vietnam Airlines=VNA)は7日、ボーイング社の最新型旅客機「B787-9型機ドリームライナー(Dreamliner)」を東南アジアの航空会社として初めて受領した。同日、米国のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港で受け渡し式典が開催された。式典には、米国を訪問中のグエン・フー・チョン共産党総書記も出席した。
これにより、VNAは「B787-9型機ドリームライナー」及び仏エアバス社の最新型旅客機「A350 XWB型機」の両機材を保有するアジア太平洋地域初の航空会社となる。VNAは6月末に「A350 XWB型機」をアジア初、全世界2社目の航空会社として受領している。
「B787-9型機ドリームライナー」の航続距離は最長1万5700km。旧型機と比べて必要燃料の20~30%、二酸化炭素排出量の20~30%を削減することが可能。まずはハノイ市とホーチミン市を結ぶ国内線で同機材の使用を開始し、その後ベトナム~ロンドン(英国)線などの国際線にも投入する予定。
新機材受領に合わせてVNAは、ボーイング社との間で、VNAの機材更新及び増強に関する覚書を締結した。VNAは今後、「B787-9型機ドリームライナー」と「B777-8X型機」を8機ずつ、計16機を購入する計画で、正式な契約締結に向けて交渉を進めるとしている。