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ホーチミン市交通運輸局はこのほど、市中心部での旅客用電気自動車(EV)導入試行案を取りまとめた。同市人民委員会の承認が得られれば、2014年初頭にも運行を開始する予定だ。27日付サイゴンティエップティ紙(電子版)が報じた。
市中心部は地図上の黒い枠で囲まれた地域だが、観光客の多いサイゴン動植物園やファムグーラオ通りなど枠外にある場所も試行案の対象に含まれる。交通運輸局は、EVタクシーまたはEVバスを運行する2つの案を用意した。
EVタクシーは4~8人乗りで、決められた観光地・レストラン・ホテルに待機し、電話での呼び出しにも応じる。ただし、活動範囲は中心部に限られる。EVバスは12人乗りで、路線バスのように決められたコースを循環する(地図上の赤と紫の線)。15~20分に1本の間隔で運行する予定。
この2つの案のうち、交通運輸局はEVタクシー案を推している。観光客が利用しやすいことや、EVバスに比べ資本回収の可能性が高いため投資家の誘致をしやすいことなどがその理由だ。