(C) Hanoimoi 写真の拡大 |
ハノイ市バーディン区のタンロン遺跡地区保存センターはこのほど、米軍による「ラインバッカー2号作戦」の被爆40周年を迎えるに当たり、同市タンロン城王宮跡にある地下壕を12月に一般公開すると発表した。29日付ハノイモイ紙(電子版)が報じた。
「ラインバッカー2号作戦」とは、ベトナム戦争中の1972年12月18日から30日にかけて行われた米軍によるベトナム北部空襲作戦。12日間の空襲で3万6000tの爆弾を投下した。ベトナムでは「空のディエンビエンフー作戦」とも称される。
地下壕は1965年末に掘られたもの。国防省参謀本部作戦局が軍事情報に関する暗号を受信し対策を練るなど、対米抗戦において重要な役割を果たしていた。