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- 元鹿島岩政監督、ベトナムを離れる決断
- ハノイで今季リーグ3位、越カップ2位
- 5月には月間最優秀監督に選出
サッカーベトナム1部ハノイFCの岩政大樹監督(42歳)は、7月7日に行われたベトナムカップ2023-2024決勝の試合後、ハノイFC監督を退任する方針を明らかにした。なお、試合はPK戦(0-0(9-8))の末にタインホアFCがハノイFCを下して、大会2連覇を達成した。
同監督は8日朝に自身のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を更新して、「信じられないくらい素晴らしい半年間でした。 ベトナムサッカーの発展を祈っています」との別れのメッセージを、獲得した二つのメダルの写真とともに投稿した。
ハノイFCは今季、Vリーグ3位、ベトナムカップ2位という成績を残した。常勝ハノイにとって昨季に続く無冠となり、成功とは言い難いシーズンだったが、序盤戦の大不振を考えれば、優勝争いに絡んだだけでも御の字と言えよう。
岩政監督は2024年1月、低迷していたチームを再建すべくハノイFC監督に就任した。就任当初はなかなか結果が出なかったが、5月~6月にかけての5連勝でリーグ戦での順位を一気に3位まで上げた。特に5月の快進撃は印象的で、岩政監督は月間最優秀監督にも選ばれた。
外国人選手に依存せず、自分たちで主導権を握って勝つサッカーを目指し、見事にチームを立て直した岩政監督の手腕は、チーム内外で高く評価されており、ハノイFCは岩政監督の来季続投を希望していたが、監督自身のJリーグ復帰の希望もあり、今季限りでの退任が決まった。なお、ハノイFCは今後、来シーズンに向けて外国人監督を探す方針。
※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+