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- 解任されたトルシエ監督の後任が決定
- 元全北現代のキム・サンシク氏が就任
- 英雄パク氏に続く2人目の韓国人監督
ベトナムサッカー連盟(VFF)は5月3日、韓国人のキム・サンシク氏(47歳)との間でベトナム代表監督就任に関する合意に至った。U-23ベトナム代表監督も兼任となる。契約期間は2024年5月1日~2026年3月31日の2年間。契約調印式は5月6日に開催予定。これにより、キム氏はパク・ハンソ氏に続く2人目のベトナム代表監督となる。
キム氏は、現役時代に城南一和天馬(現城南FC)や全北現代モータースで守備的ミッドフィルダーやセンターバックとして活躍し、韓国代表としてもプレー。2013年末に現役を退いた後は、全北現代のコーチを経て2021年からトップチームを指揮し、チームを2021年のKリーグ優勝、2022年の韓国FAカップ優勝に導き、21年には韓国最優秀監督にも選出された。
ベトナム代表では、フィリップ・トルシエ前監督が成績不振の責任を問われて3月末に解任され、VFFが後任探しを急いでいた。キム氏のベトナム代表監督としての最初の任務は、FIFAワールドカップ・アジア2次予選の残り2試合(6月6日:フィリピン戦、6月12日:イラク戦)で良い結果を残すこと。
ベトナム代表は同予選でここまで、1勝3敗でグループFの3位につけており、既に自力突破の可能性はなく、2次予選突破はかなり厳しい状況。まずは6月6日にホームで行われるフィリピン戦で勝利して望みを繋げたいところ。
一方、U-23ベトナム代表は2025年9月にAFC U-23アジアカップ2026予選と、2025年12月に第33回東南アジア競技大会(SEA Games 33)を控えており、こちらも同時に準備していく必要がある。
※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+