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VTVビンディン・ロンアン所属のバレーボールベトナム女子代表チャン・ティ・タイン・トゥイ(21歳)が7月22日から24日の日程で、V1リーグのデンソーエアリービーズ(愛知県西尾市)の練習に参加する。両チームの間で移籍に関する基本合意があるとされ、今回の滞在はメディカルチェックがメインとなる。なお、渡航費や滞在中の生活費はデンソーエアリービーズ側が負担するとのこと。
練習参加期間がベトナム代表の合宿と重なるため、VTVビンディン・ロンアンはベトナムバレーボール連盟(VFV)に同選手の日本派遣の許可を申請。同選手は、国内随一の193cmの長身を誇るアウトサイドヒッター。過去には、タイのバンコクグラスと台湾のアタックラインでもプレーした経験がある。
VTVビンディン・ロンアンのタイ・ブー・ラム社長は、「トップチームのコーチ陣と話し合った結果、戦力ダウンという犠牲を払ってでも、タイン・トゥイを日本に送り出すことを決めた。日本はアジアのバレー大国の1つで、タイン・トゥイは、ここでプレーする初めてのベトナム人選手になるチャンスがある。これは我々にとっても栄誉なことだ。」と述べた。
デンソーエアリービーズは、2005年のVTVカップで優勝したことがあり、ベトナムのファンにとっても馴染みのあるクラブ。過去には、元日本代表の井上香織など多くの実力者が所属。現在も石田瑞穂、大竹里歩、鍋谷友理枝などの日本代表クラスの選手を擁している。同クラブは直近2シーズンで、2017-2018シーズンが4位、2018-2019シーズンが5位という成績だった。