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クアンさんによると、アヒルは飼育にお金がかからず、病気になりにくく、飼い主にもよくなつくのだという。小さいうちは糠(ぬか)を与えればよく、大きくなったら米粉麺や春雨、野菜を混ぜたごはんなどを与える。
小屋は大きな発泡スチロールの箱で作り、通気穴を開け、箱の底には掃除がしやすいようにボール紙を敷く。この箱でネズミの襲撃も避けることができる。
クアンさんは、アヒルのストレス解消にと、よくアヒルを連れて出かける。アヒルが小さいうちは腕に抱えて連れ出し、道に慣れさせてから、自分で歩かせる。
クアンさんが現在飼っているアヒルは、ハノイ市フースエン郡のアヒル販売業者から贈られたものだ。この子はこれまでに飼ってきた子たちよりも賢く、「人間の言葉を理解しているような気がする」そうだ。
あるとき、このアヒルが家の中に入ってきて寝具を汚してしまうと、クアンさんは鞭を握って地面を叩き、アヒルを叱った。それ以来、アヒルはずっと庭にいて、ドアが開いていても家の中には入ってこなくなった。アヒルは外に出かけたくて鳴いていても、クアンさんが一声叫べばすぐに静かになる。