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グエン・ホアン・キム・ガンさん(女性)は、姉を交通事故で失った悲しみから、「911交通救助隊」を結成した。チームの絶え間ない献身は、交通事故に遭った多くの人々を救ってきた。
事故を減らすという使命を掲げた「911交通救助隊」は、ホーチミン市直轄トゥードゥック市のベトナム青年連合会に属している。
2012年、ガンさんの姉は交通事故に遭い、命を落とした。これが転機となり、ガンさんは交通事故に遭った人を一刻も早く病院に搬送できるように助けることを決心した。
当時、ガンさんはたまたま東南部地方ドンナイ省に事故後の応急処置を施すグループがあることを知り、参加を申し出てそこで6か月間にわたり学んだ。
それから、ガンさんはもともと住んでいたトゥードゥック市で交通事故が多いことに気づき、グループを抜けてトゥードゥック市で救助のボランティアを続けることにした。
「911交通救助隊」でガンさんは、事故現場での応急処置と、被害者が病院に行く際のサポートというメインの役割を担っている。時間があるときには救助技術を学んだり、実践時に大変なことをメンバーと共有したり、医療機器を確認したりする。
チームは24時間体制で、深夜1時に帰宅する日もあれば、深夜2~3時になることもある。「睡眠時間はとても不規則です。誰かから電話があれば、すぐに駆け付けます」とガンさんは語る。