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ホーチミン市直轄トゥードゥック市アンフー街区にある工房で、グエン・ティ・マイ・リーさん(女性・27歳)は黙々と生地をこね、餡を作り、魚やウサギ、クマ、花などの形に型押しして中秋節の月餅を作っている。
リーさんのほかに3人のスタッフも、目を引くカラフルな色と鮮やかな装飾を施したケーキやドーナツ、クッキー、プリンなどを作るのに忙しくしている。
これらのスイーツはいずれもペット専用で、サイズはかなり小さい。
リーさんのこのスイーツ店は、3か月前にオープンしたばかりだが、ホーチミン市の犬や猫の飼い主のコミュニティではすでによく知られている。
リーさんは今から2年前、ペットを家族の一員として考える人が増えていることに気づき、ペット用のスイーツ店を開くことを思いついた。「記念日や誕生日、集まりのときにペット用のケーキがあれば、より意義があると思ったんです」。
起業に向けて、リーさんは会社員を辞め、2人の友人と資金を出し合って冷蔵庫やオーブン、製菓道具を購入した。チームは海外のペット用スイーツについて調べてみたが、レシピをシェアする資料はあまり多くなかったため、独自のレシピを開発するしかなかった。
「スイーツを作るのに適した材料を見つけるために、チームのみんなで犬や猫の飼い主に話を聞きに行き、犬や猫の好きな食べ物やアレルギーを起こしやすい食べ物などの情報を集めました」とリーさん。