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古い自転車に「ケオケオ(keo keo)」と呼ばれるピーナッツキャンディの入った箱を載せ、チリンチリンとベルの音を鳴らしながら自転車を漕ぐ60歳の退役軍人の姿が、世代を超えて多くの人々の子供時代の記憶を呼び起こしている。
北中部地方クアンビン省ドンホイ市で、自転車でキャンディを売っている軍服姿の男性を知らない人はほぼいない。男性はこの自転車とともに、30年以上にわたりドンホイ市内のあらゆる路地や学校を巡ってきた。
このキャンディ売りの男性は、クアンビン省クアンニン郡ボーニン村出身の退役軍人、ファム・バン・ルオンさん(58歳)だ。ルオンさんは1982年に入隊し、5年後に除隊して南中部沿岸地方ニントゥアン省ファンラン・タップチャム町(現在のファンラン・タップチャム市)の農場で働いていたところ、不運にも地雷を踏んでしまい、若くして片足を失った。
「片足を失った後、治療のために故郷に戻り、回復してからはクアンニン郡のクアンハウ船着場で自転車修理の店を開きました。1990年に軍隊時代の友人と偶然再会したのですが、彼はフエ(北中部地方トゥアティエン・フエ省)に住んでいて、ピーナッツキャンディやアイスキャンディを作って売っているというので、私も興味本位で習ってみることにしたんです」とルオンさんは振り返る。