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祖父母の負担を減らすため、タオちゃんは小さいころから自立していた。文字を書くときには、片側に首をかしげて鉛筆を首のあたりに置き、「羽」のような腕で挟んで鉛筆を動かす。自分で勉強するだけでなく、掃除などの簡単な家事も手伝うことができる。
「文字を練習し始めたばかりのころは首がとても疲れましたが、今はもう慣れました。他の友達と同じように速く文字を書いたり絵を描いたりできるのがとても嬉しいんです」とタオちゃん。
タオちゃんの近所の住人で、有志でタオちゃんに勉強を教えているリー・ティ・タイン・トゥイさんによると、現在タオちゃんは小学校3年生になり、各年の成績、学力も伸びてきているという。
トゥイさんは、「練習を始めたころ、タオさんはとても大きい文字を書いていましたが、今では他の生徒と同じように小さい字もはっきりと書くことができるようになりました」と語る。さらにタオちゃんについて、身体には障害を持っていてもその活力は誰にも劣らないと強調する。
小さな少女のバイタリティ、そして祖父母の病気を治すため、また貧しい人たちを助けるために医者になりたいという彼女の夢は、チョーさん夫婦にとっても孫に勉強に打ち込んでもらいたいと願う原動力になっている。