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7月26日には、同ビル最初の施設としてショッピングセンター「ビンコムセンター・ランドマーク81(Vincom Center Landmark 81)」が開業した。ビンコムセンター・ランドマーク81は6フロア、総床面積5万m2で、約100ブランドのファッションや化粧品を取り扱うほか、レストラン30店舗やカフェ、シネマコンプレックス(シネコン)「CGV」、南部最大規模のスーパーマーケット「ビンマート(VinMart)」などが入居している。
ビルでは引き続き、尖頭部の工事やマンションおよびオフィスの内装工事が進んでおり、作業員やエンジニア、専門家など合わせて2000人余りが3シフト制で作業にあたっている。
「500m近い高所での作業は強風にあおられ作業員も大変なので、約4時間ごとに交代します。高所での作業スペースも限られているため、有能かつ健康な作業員20人ほどを選んで作業にあたります」と、工事のリーダーの1人は話す。
工事にあたっては、総合請負業者や監視チームの厳しい要求により、品質管理や安全確保など工事の詳細のすべてが厳重に監視されている。
また、500m近い高所では携帯電話の電波もほとんどないため、作業員やエンジニアはトランシーバーを使って連絡を取り合う。強風や雨の兆候があれば、安全監視チームは作業員らを下階に降りさせる。
「我々のチームはガラス部分の工事を手がけています。これまでたくさんの高層ビルの工事に関わってきましたが、今回のようにベトナム最高層ビルの工事に参加し、完成の一部に貢献できることをとても誇りに思います」と作業員の1人は語った。